アンチウイルスソフト「avast!」とRagnarokOnlineの相性について



avast6のユーザーインターフェイス画面。
avastは無料のアンチウイルスソフトで検出率高、軽量、機能の充実性と比較的優秀なソフトととして有名。
そんなアバストさんですが、実はVerが6になってから、正確にはそれよりももう少し前からネットゲームとの相性が悪い。
例としては以前自分がやっていたラテールや、現在メインでやってるラグナロクオンライン、起動が出来ないという問題が発生します。


ラテールの方は原因が解らないので何とも言えないが、RagnarokOnlineの方は原因が解ったので少しだけ書いてみる。


そもそも、ROは起動の際にタスクマネージャを見て貰えると解るが…
まず公式サイトからPatchClientを起動すると、タスクマネージャにRagnarok.exeが追加される。
ゲーム開始のボタンを押すとRagnarok.exeが消えて、代わりにRagexe.exe、GameGuard.des、GameMon.dexが追加される。
それから更に暫く待ってるとその三つが消えて、本命であるゲームプログラムが開始する、という起動プロセスになってます。


このRagexe.exeというのはゲームの中枢プログラム。
GameGuard.des、GameMon.dexというのはGameGuardのプログラムで、早い話がnProだとかの処理ファイル。
勿論どのファイルも危険性は無いです、公式サイトから配布されてるクライアントだしね、ウイルスに感染してるなら兎も角。
然しアバストさんはこのファイルのうちRagexe.exeとGameMon.dexの二つのファイルをルートキット(要は害悪)だと誤検知するらしい。
結果、中枢プログラムであるRagexe.exeが消えた事でゲームが起動出来ず、ゲーム開始を押しても起動が出来ない、という不具合に繋がる。


逆に言えば、プロセスを確認してこの三つのファイルが動いているのにゲームが開始出来ない場合はアバスト以外の原因。
そうなった場合の対処法を自分は知らないが、一つの確認としてプロセスの監視というのはやってみた方が良いと思う、原因解るかもだし。


閑話休題、誤検知されてしまう(勝手に消されてしまう)という事は、その設定を変えればいけるのではないか。
そう思って検査の除外設定、許可プログラムなど諸々弄ってみたんだが、どうしても不定期のタイミングで誤検知が起きてしまう。
なので、Ragexe.exeとGameMon.dexのファイルを消させない様にする対策としては、サンドボックスと処理の設定を弄る他無いと思われる。



方法として、まずファイルシステムシールドの設定でサンドボックスの項を開き、除外ファイルにRagexe.exeとGameMon.dexを追加。



ルートはSSを見れば解ると思うがRagexe.exeはROのインストールフォルダ、GameMon.dexはもう一つしたのGameGuardフォルダにある。



それらを追加したら今度は処理の項目。
ウイルス、基本的に不必要なファイル、怪しいファイルと三つのタブがあるので、それぞれ処理失敗時の動作をチェストに移動に変更。
SSの様に設定したらOKを押して保存、後は経過待ちですね、あと予防策としてRagexe.exeとGameMon.dexをバックアップすると良いです。
この二つのファイルは実行時、詰まりゲームの開始時に検知されてしまう物なので、別の場所に隔離しておけば自動的に検出はされません。


まぁコンピューターの検査とかしちゃうと見つかっちゃうだろうけどね、しなければ良いんだけど。
何れにしてもたかが一つ二つのファイルが消えた程度でクライアント再インストールってのが怠いのでバックアップを推奨します。
なにせ現在公式サイトで配布されてるクライアント、パッチがエルディカスティス止まりだからインスコ時のパッチダウンが長いの何の。



そんな訳でavast!6とRagnarokOnlineの相性でした。